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第24回 『成果の理由(Why)を重視する』


なぜ”できる”のか、なぜ成功したのかを、他人に理解できるよう伝えることができるなら、その人には真の能力があると言えます。反対に”できた理由”が他人に上手に説明できない人は、まだ真の能力がついているとは言えません。

初めてのスキー。スキー場にやってきました。いざスキーをやってみると”うまく滑ることができない”と気付く人と、初心者であるのも関わらず”スキーなんて簡単じゃないか”とすぐに滑れてしまう人がいるようです。
こんな時、滑れなかった人が、滑れた人にこう尋ねたとします。
「どうすれば滑ることができるの?」
初心者の滑れる人のセリフは、多くの場合こうです。

「気合だよ」

会社でもこのような場面はあります。初めて営業担当者になった2人の友人がいたとします。一人の営業担当者は、1ヶ月で大口の受注を得ましたが、もう一人は3ヶ月経った段階でもアポイントメントすらとれない。受注が取れた営業担当者にアポのとれない営業担当者が聞きました。
「どうしてウマくいくの?」と。
“できる理由”が分かっていなければ、多くの場合こう言います。

「気合だよ」

気合も大切なのですが、ウマくいく人の言動や価値観には、ちゃんとした”できる理由”があるハズです。
勿論、運が良かったのかもしれませんが、単なる運ならウマくいく回数など限られます。しかし、いつまで経っても成功理由を、「気合だよ」「熱意だよ」「やる気だよ」「俺は天才だ」などと言っているようでは、ウマくいってる人の将来はあまり明るくありません。

“できる理由”が分からずにウマくいってる人の共通点は、他人に理解できるように教えることができないということです。例えば「気合だよ」と教えられた人は困ってしまいます。気合などという精神論的な尺度は測定不能であり、情報としては曖昧で(自己)評価ができません。

できないことに気付いた人は、スキースクールに通う、研修に参加する、本を読む、コーチを受けるなど、How toとWhy(理由)を習得すればできるようになります。
How toだけでは”できる理由”を習得したことにはなりません。

世の中How toだけで解決できるほど単純ではありません。言動上の”できる理由(Why)”が分かれば、比較的容易に言動を工夫することができます。プログラムされていないことを実行できるのが(コンピュータと違って)人間の優れたところです。

“できる理由”が分からずに成功している人は、その現状に満足しないでください。
まず部下や後輩に的確に”できる理由”を教えることが自分自身にとって大切だと認識してください。
優れた個性や先天的能力という価値観だけでは、自分も組織も成長できません。あなた自身も複雑な出来事や状況の変化の中で永遠にウマくいく保証は全くないのです。
きっと壁に当たります。いつかスランプに陥ります。
その壁を越えるときに必要なのが、”できる理由”なのです。人材開発の視点で言えば、科学的な知識・スキル・コンピテンシーが”できる理由”です。

“できる理由”は、今までの成功経験の棚卸をして、自分自身の”理由ある言動”に気付くことで得られます。
みなさんは”できた体験”が沢山あります。その経験・体験の棚卸から成功の理由を探す(そうだったのか!と納得する)ことが重要です。
当社の研修はそのお手伝いをします。そもそも当社が目指すファシリテーターとはそのような役割を持っているのです。

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