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第9回 『あなたにとって部下(上司)とは』



部下をどのように見るか/考えるかで、組織のパフォーマンスに影響を与えるようです。
多くのコンサルタント会社が以下のような”部下の見方分類”を研修やコンサルティングでお話されているようです。部下の見方・考え方には3つあります。
もしこのコラムを部下の方が読んでいたとしたら「あなたにとって上司とは」と置き換えて考えてみても結構です。

★『レイバー(労働者)』と考えるマネジメント
部下は取替え可能な”部品”と見ている傾向が強く、上司は命令を基本とした指揮系統をとります。
あまり部下との信頼関係を重視せず、部下を単純ロボットと見ている場合が多いといわれます。
しかしながら管理者の気持ちもわかります。「うちにはレイバーしかおらんのじゃ。」と。しかしそう嘆く管理者は、社員をどういう基準で採用・配置し、どのように教育・育成したかということも問われるのではないでしょうか。
もちろん企業組織における人材の現実は厳しいかもしれません。たしかに”イマイチ社員”をみた経験もあります(”イマイチ管理者”も存在する)。イマイチがずっとイマイチであり続けるような、このレイバーという考え方は率直に申して正しいとは思いません。

★『ヒューマン・リソース(人的資源)』と考えるマネジメント
人材が人・モノ・金・情報といわれる資源の中のひとつであるという考え方で、最も一般的な考え方であると思われます。
マネジメントスタイルとしては、単なる命令を基本とした指揮系統ではなく、いかに人材を効率よく使うか、人材を”人罪”にせず、”人在”とせず、”人財”とするかに重点を置いたものになります。
この考え方が間違っているとは思いませんが、もう一歩進んだ考え方を以下にご紹介します。

★『ヒューマン・キャピタル(人的資本)』と考えるマネジメント
ヒューマン・リソースと考えられているマネージャーの中には、既にこの考え方を包含されている方が多くいらっしゃいます。
組織の人材を”育てて殖やす”という考え方です。
限られた人材をいかに大きくするか、殖やすか、育てるかを第一に考え、命令する前に部下の考え方を導き出し、自立型の部下を育成しようとする指揮系統を持っています。昨今、管理者の使命として部下育成を掲げる企業は多くなってきており、その場合はヒューマンリソースと言うよりもヒューマンキャピタルと明言するほうが正しいのかもしれません。

例えば、多くの場合、部下は業務に対する答(回答)を持っています。それを聴き出し、アドバイスし、結果的に部下のモチベーションをアップさせることは、部下をヒューマンキャピタルと考えているからこそではないでしょうか。
管理者は部下を育てて経営上の課題を解決して生きたい、部下も自分を育ててプロフェッショナルになりたい、そして結果的に組織のパフォーマンスが向上して企業も成長する。管理者と部下の間で”Win-Win”の関係になれそうです。人材開発に携わるものとしては、最も正しい考え方であると思います。


最後に今回は管理者の目からみた見方・考え方を記述しましたが、同じように部下の方々も上司を見ています。
部下の立場で書くと、”単なる監督者””マネジメントリソース””マネジメントキャピタル(リーダーマネージャー)”という言葉が妥当であるかどうかは別として、そのように違った見方をされているのではないでしょうか。常に相手の立場で考え直してみることが、やっぱり重要です。


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