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研修雑談「完璧という非現実」

2021.11.8

研修でする雑談。

完璧という非現実。メンタルタフネスの一つ。

「すべての人に好かれたい」「すべての人からの支持・同意を得たい」。多くの人が持つ普通の欲求です。
しかし、この欲求は非現実的です。だって支持率100%(アンチ・ゼロ)の政治家や俳優やタレントやアスリートはいません。
100%の支持率がある(アンチ・ゼロの)人はある意味、気味が悪いし不自然ではないでしょうか。独裁国家の元首みたいです。
その非現実さに気付かない、またはその非現実性が受け入れられない人もいます。
僕も過去そうでした。僕はどうもプチ・アダルトチルドレンつまり完璧主義者のようです。

完璧の非現実性を受け入れないと、100%の支持が得られなかった時、俺はダメなヤツだ、この仕事には向いていない、生きている価値がない等の、超ネガティブな感情に陥り、自分を必要以上に責めたりもします。結果的にパフォーマンスが極端に低下したり寝込んだり、引き籠ったり、転職したり…、、、。

完璧に”究極に近い”結果はある程度実現可能です。
また完璧ではなかった”普通の失敗”を通して、次の機会に完璧に限りなく近づくこともできます。
人や組織はそうやって成長し学習していくと思っています。
完璧に近づけるための言動は重要でプロフェッショナルとして不可欠でしょう。

重要なのは「完璧に限りなく近づけること」と「完璧であること」は全く異なるということです。

私は弁解や仕事の言い訳をしているわけではありません。また逃避や”甘い言い訳”を推奨しているわけでもありません。
“冷静に考えれば非現実な完璧さ”を追求するあまり、自らのパフォーマンスを低下させてしまったり、自分が燃え尽きては身もふたもない、ということを言いたいのです。

ちょっとばかり、ゆったりと考えてみませんか。あわてないあわてない、一休み一休み。

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