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第2回 『笑いすぎる受付』

2013.10.27

前回のコラムで、『笑えない職場』のお話を紹介しました。待てよ???それでは、『笑える職場』ならOKなの?『従業員満足度』が高い会社は常に社員が笑い転げて楽しい職場であり、そんな職場がすばらしい・・・。それは全く違います。

東京のあるスーパーマーケットで買い物をしてレジに並びました。少しばかり混んでいたのですが、レジの担当者は隣のレジの担当者と『笑顔』でおしゃべりをされていました。レジの方々は笑顔で楽しそうなのですが、レジの列はどんどん長くなるばかり。
この場において欠落していたもののひとつは、『仕事上の緊張感』ではないでしょうか。やはりプロフェッショナルとして業務を行うには、笑顔とともに組織の中にある緊張感が必要だと思います。

たとえば、上司が部下に『このレポートを20部コピーしてくれないか。いつでも良いから・・・』と言った場合、いつでもいいのなら→どうでもいいのかな、と部下は感じる可能性があります。もし『このレポートを20部コピーしてくれないか。午前11時までに必ず頼むよ。』と納期をつけた指示になれば、部下のほうに緊張感が生まれます。これが仕事の緊張感です。
納期や重要度、目的、ビジョンなどを明確にすることで、仕事上の緊張感が発生しますし、緊張感がなければ生産性が上がりません。ただし仕事上の緊張感は、従業員の充実感のない環境では発生しないそうです。先ほどのコピーの例でも、上司と部下の信頼関係や相互尊敬があって初めて仕事上の緊張感が発生します。

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上の図は目指す組織を説明するものです。
充実感が高いが生産性が低い領域Aを『仲良しクラブ』と言うそうです。これは良い領域とはいえません。単純に『笑う(笑いすぎる)受付(職場)』が目指す領域ではないのです。ちなみにBの領域は『サビツキ』、Cの領域は『燃え尽き』と言います。
目指す組織はDの『イキイキ』なのです。

今日は『緊張感』という言葉で代表させてしまいましたが、職場を『イキイキ』活性化させる手段や仕組み、戦略、教育には、組織ごとにいろいろな方法があるでしょう。当社は、それを考えるお手伝いを、色々な視点や手法で行なってまいります。

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