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第4回 『パラダイム』

2013.12.8

パラダイムについては、分かりやすい解説がコビー氏『7つの習慣』の中で記述されていますが、その例も取り入れながら自分自身反省すべきことをパラダイムを中心に記述してみました。

パラダイムとは簡単に言うと、ものの見方・考え方のことです。有名なパラダイムの例が天動説と地動説。地球を中心に天体が回っていると言う考え方、つまり天動説というパラダイムが、一般的な時代が現実的にありました。
人や組織はそのパラダイムの中で課題を把握し、プロセスや解決策や解答を導き出そうとします。
つまり間違っているパラダイムは、間違ったプロセスや把握や解をもたらしてしまっていました。精神論で、とりあえずの解決に導いてしまうことも少なくなかったと思います。

また中世の医学では、病気は悪魔や悪い霊が取りつくというパラダイムの元で治療行為を行っていたそうです。
このパラダイムから導かれる解は、悪魔祓い。もしも悪魔祓いをしても病気が快方に向かわない場合、もっと優秀なカリスマ悪魔祓いを呼んで来いとか、悪魔祓の人数を増やせとか、プロセスが間違った方向に向かってしまいます。
結果的に解決策や事後の評価が相当間違ったものになってしまうのは、今なら容易に理解できることです。
これらの天動説や中世の病気に関するパラダイムを、単に笑えるでしょうか。私たち現代に生きるものも、真剣な態度で悪魔祓いらしきことをしていないのでしょうか。

時には第三者から見ると、笑ってしまうようなパラダイムによる課題把握すらあるかもしれません。

昨今の企業を取り巻く環境といえば、『激しい』『速い』『ドッグイヤー』『未来予測不能』などと言うけれども、”何が”激しく速いのか、”どうして”激しく速いのか、それは”正しいことなのか”・・・「漠然とした」市場環境のパラダイム(流行語?)の中で生きていないでしょうか。

パラダイムシフト(見方を変えて)しましょう、という言葉はとても重要だけれども、もう一度自分が置かれている環境や仕事のパラダイムについて、冷静に分析する必要性を感じています。
漠然としたパラダイムに対する認識ではシフトなどできないし、正確・的確な状況把握ができそうにありません。
市場環境を流行言葉(激しい、速い等々)を論じるのは誰だってできます。
流行言葉の漠然としたパラダイムの下では、正しい課題を見つけることは困難かもしれません。
大切なのは、混沌とした市場環境の中で、しっかりとした”目的・目標”を持って(理解して)課題分析していくことだと考えています。
そして常にものの見方・考え方・価値観を見つめなおしてみる姿勢が大切だと思っています。

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