2021.11.4

研修でする雑談。

皆さん！ディズニーランドに行ったことありますか？
私が以前勤めていた研修会社の最初の顧客はウォルトディズニー様だそうです。

さてディズニーランドのキャストは「いらっしゃいませ」とは絶対に言わない。と思いません？。
言わないように教育されているのです。
キャストには「こんにちは。こんばんは。行ってらっしゃい」を基本の挨拶とするように教育しています。
なぜなら「いらっしゃいませ」とキャストが行ってもゲストは答えられない。
「いらっしゃいました」なんて言わないですよね。

つまりディズニーランドではゲストが答えられる挨拶をするように教育されているのです。
ここで重要なのは「なぜか？」です。心理学で人は声を出すと対人関係の緊張感が下がるという理論があります。
ゲストにリラックスしていただき、楽しんでいただき、そしてたくさんお金を使っていただくために(笑)緊張感を下げる挨拶をするんです。

最近、日本のファストフード店でも「いらっしゃいませ」から「こんにちは。こんばんは」に変更するところが出てきました。
客単価増加とリピート率増加のために。
しかし日本の企業はそれが心理学と結びついていることに気づいていないか、従業員に「なぜか？」を伝えない。
これが科学的人材育成で日本が欧米等の外国に生産性で負ける原因ではないかと私は思っています。

なお、ある郵便局の局長さんが私の話を聞いて、局の挨拶を「いらっしゃいませ」から「こんにちは」に変更したら、売上が20％アップしたそうです。

研修で自己紹介していただいたり。アイスブレイクするのは、この心理学理論があるからなのです。場の活性化になりますから。

おしまい。